Sequence v1
ウォレット設定
Sequence ウォレットの設定には、しきい値と署名者リスト(各署名者の重み付き)が含まれます。
すべての Sequence ウォレットには、しきい値と署名者ごとの重みで定義された設定があります。
設定レイアウト
名前 | 型 | 範囲 | 説明 |
---|---|---|---|
しきい値 | uint16 | 1 - 65535 | 署名が有効とみなされるために必要な署名者の合計「重み」です。 |
署名者 | signer[] | 無制限(ガスによる制約あり) | 署名者とその「重み」のリストです。 |
署名者レイアウト
名前 | 型 | 範囲 | 説明 |
---|---|---|---|
「重み」 | uint8 | 0 - 255 | 各署名者の署名ごとの「重み」です。 |
「アドレス」 | "address" | — | 署名者の「アドレス」。EOA または EIP-1271 対応の他のスマートコントラクトウォレットである場合があります。 |
例
この例では、しきい値が5、署名者が4人です。
有効な署名者の組み合わせは以下の通りです:
しきい値未満の合計重みの署名者の組み合わせは無効とみなされ、しきい値を超える追加署名者は無視されます。
設定ハッシュ - ImageHash
設定はコントラクト上に直接保存されることはなく、ハッシュ化されて署名検証時に毎回チェックされます。これにより、ウォレットコントラクトはストレージの使用とガスコストを削減できます。
一度も更新されていないウォレットは imageHash
を直接保存せず、imageHash
がコントラクト作成時の salt
として使われ、署名はウォレットアドレスに対して検証されます。
image hash の計算
初期ウォレット設定
初期のウォレット設定がウォレットのアドレスを決定し、その後の更新ではアドレスは変わりません。
ウォレットアドレスは、imageHash
、factory
、mainModule
を使って計算できます。