Google認証をEmbedded Walletインスタンスに統合するには、Google Developer ConsoleでGoogle OAuthクライアントを設定する必要があります。Embedded Walletをネイティブモバイル、デスクトップ、またはウェブアプリケーションのいずれに統合するかによって、適切な設定を選択してください。

OAuthクライアントIDの作成

まず、Google Developer Consoleにアクセスし、「APIとサービス」>「認証情報」へ進みます。「認証情報を作成」>「OAuthクライアントID」を選択してください。まだの場合は、OAuth同意画面の設定も必要になる場合があります。

アプリケーションの種類に応じて、「ウェブアプリケーション」「iOS」「Android」から選択してください。

以降の手順は、設定するアプリケーションタイプによって異なります。

ウェブアプリケーションの設定

ウェブアプリケーション用のクライアントIDを設定する場合、以下の情報が必要です:

  1. アプリケーション名
  2. 承認済みJavaScriptオリジン:このクライアントIDと連携を許可するドメインのリスト
  3. 承認済みリダイレクトURI:認証成功時にユーザーがリダイレクトされるURIのリストです。Sequence SDKでは、デフォルトでSDKを読み込んだ同じページにリダイレクトされます。

ポート付きのlocalhostアドレス(例:localhost:4444)を承認済みオリジンに追加する場合、テスト時に動作させるためにはポートなしのlocalhostも追加する必要があります。

Androidアプリケーションの設定

Androidアプリケーション用にクライアントIDを設定する場合、以下の情報が必要です:

  1. アプリケーション名
  2. パッケージ名:これはAndroidプロジェクトの一意のアプリケーションパッケージ名です。
  3. SHA-1証明書フィンガープリント:これはアプリケーションバンドルのSHA-1フィンガープリントです。画面の指示に従い、keytoolを使って生成できます。

iOSアプリケーションの設定

iOSアプリケーション用にクライアントIDを設定する場合、以下の情報が必要です:

  1. アプリケーション名
  2. バンドルID:これはiOSプロジェクトの一意のバンドル識別子です。

クライアントIDの取得

アプリケーションを作成すると、クライアントIDが表示されます。コピーして、Sequence BuilderのログインプロバイダーのクライアントIDとして使用してください。