概要

このドキュメントは、Thirdweb や Venly など他のプロバイダーから Sequence Embedded Wallets への移行を検討している方へのガイドです。推奨される主な方法は、Just-In-Time(JIT)移行パターンで、これはユーザーが移行後に初めてログインした際に行われます。

Just-In-Time 移行プロセス

JIT 移行プロセスは、既存のウォレットプロバイダーから Sequence Embedded Wallets へユーザーをスムーズに移行させるために設計されています。このプロセスは、移行が実施された後、ユーザーが初めてログインした際に自動的に行われ、以下のような流れになります。

  1. ユーザー認証

    • ユーザーがログインしようとすると、Sequence Embedded Wallets SDK を使って希望するソーシャルプロバイダーやメールで認証します。
    • ユーザーが認証されると、メールアドレスやユーザー名、その他の一意なユーザー識別子とともに、Sequence ウォレットアドレスがバックエンドに渡されます。
  2. データベースの検索と更新

    • ユーザーデータベースにsequenceWalletカラムを追加します。
    • データベースは一意なユーザー識別子で検索され、該当ユーザーのレコードを取得します。
    • このユーザーに「sequenceWallet」が既に存在するか確認します。存在する場合は何も行いません。
    • Sequence ウォレットアドレスが見つからない場合: a. 渡された Sequence ウォレットをsequenceWalletカラムに挿入します。
    • データベースにユーザーが存在しない場合は、渡された情報を新規ユーザーとして登録します。
  3. 資産の移行

    • ユーザーが正常にログインした後、資産の移行が既に行われているかシステムが確認します。
    • まだの場合、旧ウォレットから新しい Sequence Embedded Wallet への資産移行が必要であることを説明する案内がユーザーに表示されます。
    • ユーザーは一度だけ以前のプロバイダーにログインし、希望する資産を新しい Sequence ウォレットに移行します。
    • 資産移行をスムーズに行うため、Sequence の Indexer を使って関連資産とその数量をユーザーに表示することをおすすめします。

移行がより複雑な場合は、お気軽にご相談ください。サポートいたします。