IMarketplaceReader インターフェース(MarketplaceReader によって実装)を使用します。
IMarketplaceReader インターフェースには、各メソッドの用途を理解しやすいようにIntelliSenseのサマリーが付いていますが、ここでもいくつかご紹介します。
使い方
IMarketplaceReader のすべてのメソッドは非同期タスクであり、直接awaitできるほか、関連するイベントを購読することも可能です。メソッド一覧
ListCurrencies
ゲーム内マーケットプレイスで利用可能なホワイトリスト済みの 通貨 の配列を取得します。リスティングの取得
リスティングを取得する方法はいくつかあります。ListCollectibleListingsWithLowestPricedListingsFirstは、指定したコントラクトアドレスに紐づくリスティングを取得します。リスティングは価格が安い順に並び、各コレクティブル(トークンIDごと)につき最安値のリスティングのみが返されます。
CollectiblesFilterを指定してクエリにフィルターをかけることもできます。
このリクエストはページネーションを利用します。小規模なコレクションでページネーションを扱いたくない場合は、ListAllCollectibleListingsWithLowestPricedListingsFirstヘルパー関数を使うと、ページネーションを自動で処理し、すべての該当するCollectibleOrderを取得できます。
また、OnListCollectibleOrdersReturnやOnListCollectibleOrdersErrorイベントを購読して、レスポンスを他の場所で処理することも可能です。
2. GetLowestPriceListingForCollectible および GetHighestPriceListingForCollectible を使うと、コレクティブルごとに最安値・最高値のリスティングを取得できます。
OrderFilter を指定してフィルタリングを行うことも可能です。
また、OnGetCollectibleOrderReturn や OnGetCollectibleOrderError イベントを購読して、他の場所でレスポンスを処理することもできます。
3. ListListingsForCollectible は、指定したコレクティブルのすべてのリスティングを取得します。
OrderFilter を指定してフィルタリングを行うことも可能です。
このリクエストはページネーションを使用します。リスティング数が少なくページネーションを扱いたくない場合は、ListAllListingsForCollectible ヘルパー関数を使うと、すべての関連する Order を取得するまで自動でリクエストを繰り返します。
また、OnListCollectibleListingsReturn や OnListCollectibleListingsError イベントを購読して、他の場所でレスポンスを処理することもできます。
4. ListAllPurchasableListings は、ListAllCollectibleListingsWithLowestPricedListingsFirst を利用し、purchasableBy が作成していないリスティングをフィルタリングする便利なヘルパーメソッドです。その後、設定されたチェーンの ChainIndexer を使って purchasableBy のトークン残高を取得し、スワップなしで購入できないリスティングを除外します。
CollectibleOrder を取得するまでリクエストを続けます。大量のリスティングがあるコレクションではメモリ使用量にご注意ください(他のページネーション対応ヘルパーメソッドも同様です)。このメソッドの実装は、Indexer とピアツーピアマーケットプレイスを組み合わせて利用する際の参考例にもなります。
オファーの取得
オファーを取得する方法もいくつかあり、リスティング取得用メソッドと同様の動作をします。ListCollectibleOffersWithHighestPricedOfferFirstは、指定したコントラクトアドレスに紐づくオファーを取得します。オファーは価格が高い順に並び、各コレクティブル(トークンIDごと)につき最高値のオファーのみが返されます。
CollectiblesFilterを指定してクエリにフィルターをかけることもできます。
このリクエストはページネーションを使用します。コレクションが小規模でページネーションを扱いたくない場合は、ListAllCollectibleOffersWithHighestPricedOfferFirst ヘルパー関数を使うと、すべての関連する CollectibleOrder を取得するまで自動でリクエストを繰り返します。
また、OnListCollectibleOrdersReturnやOnListCollectibleOrdersErrorイベントを購読して、レスポンスを他の場所で処理することも可能です。
2. GetLowestPriceOfferForCollectible および GetHighestPriceOfferForCollectible を使うと、コレクティブルごとに最安値・最高値のオファーを取得できます。
OrderFilter を指定してフィルタリングを行うことも可能です。
また、OnGetCollectibleOrderReturn や OnGetCollectibleOrderError イベントを購読して、他の場所でレスポンスを処理することもできます。
3. ListOffersForCollectible は、指定したコレクティブルのすべてのオファーを取得します。
OrderFilter を指定してフィルタリングを行うことも可能です。
このリクエストはページネーションを使用します。オファー数が少なくページネーションを扱いたくない場合は、ListAllOffersForCollectible ヘルパー関数を使うと、すべての関連する Order を取得するまで自動でリクエストを繰り返します。
さらに、OnListCollectibleOffersReturn および OnListCollectibleOffersError イベントを購読することで、他の場所でレスポンスを処理することも可能です。
4. ListAllSellableOffers は便利なヘルパーメソッドで、ListAllCollectibleOffersWithHighestPricedOfferFirst を利用し、sellableBy が作成していないオファーかつ sellableBy がリクエストされたコレクティブルのいずれかを所有している場合に絞り込むことができます。
CollectibleOrder が取得できるまでリクエストを継続します。メモリの使用量が多くなりすぎないよう、少数のオファーがあるコレクションでのみ利用することをおすすめします(他のページネーション対応ヘルパーメソッドと同様です)。このメソッドの実装は、CollectiblesFilter を活用した処理例としても参考になります。
まとめ
IMarketplaceReader を使うことで、マーケットプレイスAPIをクエリし、ユーザーが閲覧できるマーケットプレイスUIを構築するための十分な手段が得られます。一般的に、多くのマーケットプレイスではListCollectibleListingsWithLowestPricedListingsFirst や ListCollectibleOffersWithHighestPricedOfferFirst、そして CollectiblesFilter を主に利用してリスティングや注文の検索・絞り込みを行い、その他のメソッドは主にチェックアウト時に役立ちます。