エコシステムウォレット
Hosted Walletは、Ecosystem Walletを自社ドメインで最速で立ち上げる方法です。Sequenceがウォレットインフラを運用し、ブランディングや設定、ポリシーはBuilderで管理できます。開発者は全アプリで安定した認証済みウォレットを統合できます。

主なメリット

  • 自社ドメインとブランドwallet.yourdomain.comで、テーマ、ロゴ、文言も自由に設定できます。
  • Smart Sessions:アプリごとに権限を限定し、署名のスパムを減らしユーザーを保護します。
  • パスキーと使い慣れたログイン:パスキー、メール、SNSログインに対応。外部ウォレットの連携も可能。
  • 認証済みアイデンティティ:セッションはエンクレーブベースのIdentity Instrumentで署名され、アプリがソーシャル認証キーに直接触れることはありません。
  • デフォルトでクロスチェーン対応:マルチチェーンアカウント、残高、トランザクションに対応。
  • Builderで管理:チェーン、ブランディング、セッションポリシー、各種連携をエコシステム管理パネルから設定。
  • 本番運用:Sequenceがウォレットスタック、Identity Instrument、モニタリング、アップデートを運用します。
Smart Sessionsはエコシステムの安全性とUXの中心です。詳細はSmart Sessionsをご覧ください。

仕組み

1

エコシステムの設定

Builderでウォレットドメイン、ブランディング、対応チェーン、初期ポリシーを設定します。
2

アイデンティティと認証のセットアップ

パスキーを有効化し、アイデンティティプロバイダーを接続します。セッション認証はエンクレーブベースのIdentity Instrumentから発行されます。
3

セッションポリシーの定義

アプリごとにSmart Sessionのスコープ(メソッド、上限、タイムアウト)を作成し、アプリのオリジンを登録します。
4

ローンチ

Sequenceが自社ドメイン上でウォレットを構築・運用します。開発者は標準の統合フローでアプリを接続します。

セキュリティと信頼性

  • ノンカストディアル:ユーザー自身が鍵を管理。時間制限付きリカバリーキーも有効化可能。
  • ハードウェア分離:重要な署名やアイデンティティ認証はTEE(AWS Nitro Enclaves)を利用。
  • Key Machine:最新のウォレット設定のみがオンチェーンで有効。安全なキーのローテーションをサポートします。
  • 監査済みアーキテクチャTechnical Referencesでコントラクトや監査、デプロイ情報を確認できます。

対象となる方

ブランド付きウォレットを迅速に市場投入し、運用も任せたいチェーンやエコシステム向け。ウォレットをゼロから構築する必要はありません。

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